おやすみなさい、しくだいくん

昨日とうとう最終回だったしくだいくん。
おバカで企画もやりっぱなしで小さいミラクルがあちこちで起こってる、いつものうだうだゆるいこの番組らしい終わり方でした。
 
バラエティでの5人の空気の良さ・おもしろさという点から、私が嵐にはまるターニングポイントのひとつがユーチュブで見た廃墟ツアーだったので、去年のチャレンジウイークで放送してくれたのは今となってはすごい宝物です。
バスの中で配られるおやつも付き添いではっぴ着たにのみやさんも胡散臭さ満点で、あーばさんは劣化した滑り台すべって嵐内の立ち位置考えるし(でも学習はしていない模様)、大野さんは10年前の食べ物に口をつけるし、ニノ嵐は大野さんがびくともしないせいでぐだぐだになるし、どこにでもいる男子のようなフリしてちょいちょい全部突き抜けてるのがすごい衝撃でした。
逆回転ではちいさい子組の意思疎通が良すぎるのと身体能力が高すぎるのに萌ゆ萌ゆ。
エアギターではヒゲヅラで才能の無駄遣い炸裂な大野さんに萌ゆ萌ゆ。
チアリーディングではかしこくて飲み込み早くて場を和らげようとつくる笑顔が愛想笑いだとわかっていてもかわいすぎるにのたんに萌ゆ萌ゆ。
飲み込み遅いんだけどリフトで本番一発きれいに舞った大野さんに萌ゆ萌ゆ。
フィーエルヤッペンではもう水に落ちたくない一心であっさり飛び越えた大野さんに萌ゆ萌ゆ。(翔さんもがんばったよね・・・。)

ラクル起きまくり、でもどっか抜けたり足りないままでオチもつけないこの番組が嵐そのものだったんだな。
ハマるのにやっぱりこの番組しか無かったんだな。
味覚がおおらかでちょっとめんどくさがりで、身体能力が高いんだけどそれを見せつける気もないのでフツーに失敗もする、時間の流れが人と違う不思議な人物。
考えても考えてもつかみどころが無いこの人物が、嵐というグループにいるだけでこちらもホワーンと幸せな気分になる病気にかかったのはこの番組のおかげでした。
 
 
8年愛情を注いでくれた番組を振り返る5人の言葉は、いろんなものを飲み込みながらやっぱり前を向いてて、こうやってこの子たちはどんな場面でも変わらず目の前のことを一生懸命やってきたんだなと思いました。
そしてそれはこれからも変わらず。
大野さんがろうそくを消さないって言ったときだけ、聞き分けの良すぎる子たちの胸にしまってある気持ちが見えた気がしました。
テレビのこっち側の私たちですら、この番組が5人とずっと一緒にいてくれたあったかさが頼もしくてうれしかったんだから、気遣いな当人たちの心の内は・・・・・・。
でもそんな感傷は一瞬で横から(にのかな?)ろうそくと一緒にフッと吹き消されて、その瞬間すら雑なのがやっぱりしくだいくんクオリティ。
見てる方もあ、って一瞬でした。
 
また会えるという彼らの言霊を信じて、それまでしくだいくん、おやすみなさい。